ガス大手にサイバー攻撃 警視庁が捜査

 

 産業ガス製造販売の国内最大手「大陽日酸」(東京)がサイバー攻撃を受け、内部情報が流出した可能性があることが1日、分かった。警視庁公安部が不正アクセス禁止法違反容疑で捜査している。

 捜査関係者によると、平成28年3月、大陽日酸のサーバーに外部から不正な接続があり、複数のウイルスに感染していたことが確認されたという。同社はウイルスを駆除するなどの対策を取り、4月下旬に警視庁に相談した。

 サーバーや端末にアクセスできる「管理者権限」を奪われ、システム内の情報が外部から見られる状態だったとみられるが、これまでに情報の流出は確認されていない。海外のサーバーと不正な通信をした痕跡があった。

 大陽日酸は工場や医療現場で使われる酸素や窒素、二酸化炭素などを製造、販売している。